埼玉県独自GOTOトラベル 3千円クーポン

 埼玉宿泊で3千円クーポンで冬季観光の刺激にも

新型コロナウィルスの影響で打撃を受けた埼玉県内観光関連事業を支援するため、観光応援キャンペーン事業を提案し、県独自の同事業では、一定の条件を満たした県民10万人を対象に1人当たり3千円のクーポンを配布するほか、景品が当たる観光スタンプラリーなどを来月から始める予定で観光関連事業者への経済波及効果を狙う。

県ホテル旅館生活衛生同業組合によると、1~5月に約6万9千人分のキャンセルが発生し、全国旅行業協会県支部調べでは、同支部に加盟する旅行事業者のツアーで4~7月に約14万9千人、金額にすると23億2千万円分のキャンセルが発生している。

県観光課によると、観光支援策の一環として始める県の3千円クーポンは、国の「Go Toトラベル」を活用して、県内の宿泊施設を利用した県内在住者が配布の対象になり、クーポンはチェックアウト時に配られ、観光先での飲食や土産品の購入、移動の際のタクシーなどでの利用を想定し、国の「地域共通クーポン」の登録事業者で利用できる。

クーポンの配布期間は来年2月まで、使用期間は同3月までを予定しており、県のクーポンは年度末までの長期間で使えるのが特徴であり、期間を長く設けることでオフシーズンといわれる冬季観光を刺激する狙いがあり、同課は「11月以降でも紅葉や秩父の氷柱、神川の冬桜などの観光スポットがある」と県内観光の魅力をPRする。

このほか、来年2月まで観光スタンプラリーの実施を予定し、県内100ヶ所の観光スポットにスタンプが置かれ、3ヶ所以上巡ることで、抽選で300人に景品が送られる予定です。

(有)吉村不動産

 

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