蕨市・川口市の地域情報
埼玉県の中央地域と呼ばれる県南東部に位置する蕨・川口市は、隣接する自治体となります。2004年7月には、川口市と蕨市に鳩ヶ谷市を加えた3市が合併して、「武南市」となることが決定していたのですが、2005年8月に合併は白紙となった経緯があります。川口市は、埼玉県内ではさいたま市に次いで、2番目に人口が多い市であり、特例市としては、日本で1番人口の多い市となります。また、蕨市は「日本一狭い市」であり、鳩ケ谷市は、「日本で2番目に狭い市」ということでも、全国的に知られています。
ここでは、蕨・川口市の地域情報について、ご紹介します。まず、現在の蕨市の人口は約7万1千人であり、市域の面積は5.11平方km、おおむね平坦で、市内に大きな川や山は存在していません。一方の川口市は、人口が約60万人弱であり、市域の面積は61.95平方km、ほとんどの地域は低地で、住宅地などの都市的な機能としての土地利用が多くなっています。一部市域の台地部分では、畑・樹木畑などの近郊型農地として土地利用されています。また、蕨駅は川口市に近接する市の東部に存在しており、蕨駅東口の繁華街は、川口市域と一体化する形で、市街地が形成されています。
蕨市の市のマスコットキャラクターは、市制施行30周年を記念して「ワラビー」が、市制50周年を記念して、「エンジェルわらぶー」が制定されています。「ワラビー」は、小型で可愛らしく元気に跳ね回る「ワラビー」がモチーフのキャラクターであり、「わらび」と発音が似ていることから制定されました。また、「エンジェルわらぶー」は、ヨーロッパでは繁栄の象徴である子豚をモチーフにしたキャラクターであり、デザインはTHE ALFEEの高見沢俊彦氏が行いました。一方、川口市のマスコットキャラクターは、「きゅぽらん」です。「鋳物のまち川口」を象徴する溶解炉「キューポラ」がモチーフとなっています。
ちなみに、蕨市と川口市、鳩ケ谷市の合併はなくなりましたが、鳩ケ谷市は川口市に合併ではなく、吸収されることになりました。2011年10月11日に、川口市に編入合併され、消滅しました。廃止時点では、前述しましたように、蕨市に次いで2番目に小さい市でした。