読み聞かせ ボランティア団体 「よみっ子」40周年

 笑顔が励み 長続きの秘訣「一緒に楽しむ」 蕨市立東公民館

蕨市塚越3丁目19番13号の東公民館で月1回、読み聞かせの会のボランティア団体「よみっ子」が結成40周年を迎えた。会に通って来るのは、幼稚園年中児から小学生までの約30人。

少子化の影響でピーク時から減ったものの、団体メンバーは「笑顔の子供たちに励まされ、一緒に楽しんでいるのが長く続いた秘訣」と話された。

「よみっ子」は、東公民館で「子どもたちによい図書を」をテーマに開かれた講座に参加した母親らが中心になって結成。当時は子供向けのイベントが少なかったため、紙芝居や絵本の読み聞かせの他、ゲームをしたり、調理場でカレーを作ったり、子どもたちが楽しめる様々なアイディアを織り交ぜて運営してきた。

今月18日に開かれた会の最初の演目は紙芝居「こぎつねコンとこだぬきポン」きつねとたぬきの家族が子ども同士の交流を通じ、仲良しになる話しである。朗読したスタッフは、親の介護のための3年間のブランクを挟み、活動歴25年になるベテラン。「人前で話すのは苦手だったが、子どもたちにも助けられて続けられた」と打ち明けられた。

保育園や養護施設で勤務した経験を生かして絵本の読み聞かせを担当した活動歴10年のスタッフさんは「子どもたちの笑顔やきらきらした瞳が大好きで、私のほうが癒される」という。この日は手品も披露され、笑い声や歓声が響いた。

10年間代表を務める浅見代表は「ネットで何でも調べられる時代だが、絵本を読んだりすることの大切さを忘れないで欲しい。子どもたちが親になった時、思い出してもらえたらうれしい」と話された。尚、一緒に活動してくれるスタッフも募集中との事ですのでご興味がある方、お手伝いしたい方はお問合せを!

 

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