民法改正後も20歳対象に!
成年式発祥の地、埼玉県蕨市の頼高英雄市長は先月記者会見を開き、成人年齢を現行の20歳から18歳にする民法改正が施工するのを受け、23年1月の「成年式」はこれまでと同様に20歳を対象に開催すると発表した、18歳の人には市長からお祝いのメッセージを送る。
18歳を成年式の対象としない理由について同市長は「民法改正で18歳ですべての権利が20歳の成人と同等に認められることではない。多くは高校3年生で受験勉強や就職活動で大切な時期で、教育的配慮が必要だ」と話された。
蕨市では成人式を成年式と呼び、終戦の翌年の1946年11月22日「次代を担う青年を激励しよう」と、蕨市青年団長らが提唱して、現北小学校で第1回を開催し、1948年に国民の祝日として「成人の日」が制定された。
18歳成人を巡っては京都市や高松市、神奈川県逗子市も成人式の対象を20歳のままとすることを決めている。